そろそろプレイ時間も40時間ほどに達し、榛葉邑那以外の五人はクリアしたので感想でも書いておこうと思います。今回はネタバレを気にせず書いていこうと思うので、嫌な方はここでお引き返しを。
 本校系と分校系ではシナリオライターが違うので別々に感想を述べます。
 
 まずは本校系。みやびと梓乃シナリオについては、学院生側のトラウマ解消を軸に交流を描いていて、丁寧なシナリオ展開だと思いました。主人公、司の幼少時代のトラウマからの人格形成、行動理念を描いているのも好印象です。エロゲでは主人公側について語られることは少ないので余計にそう感じました。最終的には双方の問題が協力のもと、陳腐な言い方をするならば、愛の力によって解決するので、読後感もすっきりしています。やはりハッピーエンドは良いです。ただ一つみやびシナリオで残念なことは3Pが無かったことです。
 殿子シナリオについては不満があると言わざるを得ません。両親との不和が殿子の抱える問題で、それ故に司に父親を求め、それが恋に発展する展開は良かったのですが、結局両親との問題は何も解決しないままエンディングを迎えるのはどうかと思いました。エピローグでとってつけたような解決をもってくるのは駄目です。しかしエンドが気に食わなかっただけで、殿子シナリオも全体で見ればよくできていた思います。
 
 次に分校系。栖香シナリオは両親と意思の疎通が上手くいっていないことと、異母姉との実家同士の確執が主な問題。前者は話し合いで、後者もなんか適当に解決。シナリオは結構適当でした。まあ、栖香シナリオの肝はエロです。エロを通して育む愛情。以前エロ分が多すぎと愚痴りましたが、それはそれでいいような気もします。シリアナード・レイって。純愛系のゲームとは思えない台詞ですね。真面目なすみすみが可愛いので良しとします。
 美綺シナリオは友達から恋人に発展するという話。男女の関係になってからは、関係のあり方がわからなくなりというのが主なところ。それ故エロに突っ走るというから、エロが濃いです。まあ、18禁ならではで良いのではないでしょうか。後半仲良く探検していたりしたような気がしますがあまり記憶に残っていません。

 総評としては非常に良く出来た純愛物だと思います。本校系、分校系ともにそれぞれの良さがあり、シナリオライターが複数いても成功している珍しい例だと思います。
 
 思った以上に長くなりました。最後に好きなキャラ順位でも。
 一位 八乙女梓乃 一途さに惚れた
 二位 風祭みやび みやびちゃんぷりちー
 三位 仁礼栖香  生真面目なあなたが大好きです
 
 それでは。

今日の一言 遥かに仰ぎ、麗しの

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