『明日の君と逢うために』を通して?
2008年1月15日 ゲーム 萌エロゲで次に重要なのは、テキストの軽快さとノリが合うかということだ。これは本当に重要なことで、誰もエロゲしてまで冗長な文を読みたくはないし、笑えない、楽しめないコメディパートは、苦笑こそすれども退屈なものだからだ。本当に幸運なことに、『明日君』のテキストは終始楽しんで読み進めることが出来た。誰かがボケるとちゃんとツッコミが入るのが小気味良いテンポを生み出していて、ストーリーを進めようという気分にさせてくれる。ボケに対してさらにボケるという、人類総白痴と呼ばれる高等テクを使うゲームもあるが私は好きになれない。やはりツッコミが入らないと気持ち悪いのである。七海というキャラがいるが、コメディパートにおいて彼女は八面六臂の活躍をする。サブヒロインながらこのゲームの影の功労者は彼女だと言っても過言ではないだろう。
萌エロゲであったとしても、人によっては上記二つのポイントよりも重要視する要素として挙げられるのが、シナリオの構成力である。私は萌エロゲでは軽視しがちなのだか、無視して良い要素でもないので少し触れておこうと思う。萌エロゲのシナリオというのは、ヒロインの問題なりトラウマなりを主人公がヒロインと協力して解決するというのが基本的な流れで、『明日君』もそういうシナリオだ。ただ『明日君』の良いところは、全てのルートで主題が一貫しているところ。どのルートでも描いていることは同じなんだけど、だからこそ立場の違いによる対比が生きてくる。惜しむらくは終盤かけ足ぎみに進んでしまうので盛り上がりに少々欠けるところだろうか。
グラフィックに関しては言うことなし。OPムービーに始まり、全て高値安定。声優もエロゲでは有名な方たち。システムは付いていて欲しいものは付いてた。
総合的に見て、かなりハイレベルにまとまった萌エロゲであるというのが結論。入門用に適していると言ったのは、毒されていないほうが属性まみれのヒロインたちに素直に萌えられるから。でも総合力が高い萌エロゲなのでこれを基準にしてしまうと次が続かない恐れがあるという意味ではやらせたくないな、と。
その?に続く
萌エロゲであったとしても、人によっては上記二つのポイントよりも重要視する要素として挙げられるのが、シナリオの構成力である。私は萌エロゲでは軽視しがちなのだか、無視して良い要素でもないので少し触れておこうと思う。萌エロゲのシナリオというのは、ヒロインの問題なりトラウマなりを主人公がヒロインと協力して解決するというのが基本的な流れで、『明日君』もそういうシナリオだ。ただ『明日君』の良いところは、全てのルートで主題が一貫しているところ。どのルートでも描いていることは同じなんだけど、だからこそ立場の違いによる対比が生きてくる。惜しむらくは終盤かけ足ぎみに進んでしまうので盛り上がりに少々欠けるところだろうか。
グラフィックに関しては言うことなし。OPムービーに始まり、全て高値安定。声優もエロゲでは有名な方たち。システムは付いていて欲しいものは付いてた。
総合的に見て、かなりハイレベルにまとまった萌エロゲであるというのが結論。入門用に適していると言ったのは、毒されていないほうが属性まみれのヒロインたちに素直に萌えられるから。でも総合力が高い萌エロゲなのでこれを基準にしてしまうと次が続かない恐れがあるという意味ではやらせたくないな、と。
その?に続く
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